一般治療

私たちの口の中には、虫歯の原因となる細菌が多数存在しており、飲食物に含まれる糖分を栄養源として、酸を作りながら増殖します。この酸によって歯が溶かされた状態を「虫歯」といいます。
ごく初期の段階であれば、唾液による「再石灰化」（溶けた部分を自然に修復する働き）によって元の状態に戻せますが、お口の中に糖分が多い状態などが続くと、再石灰化が間に合わず、エナメル質（歯の表面）に穴があいてしまいます。このような状態になってしまうと、再石灰化による修復ができなくなり、虫歯は歯の内部へと進行していきます。

とくに矯正治療中は、ブラケットやワイヤーがあることで歯を磨きにくく、虫歯を発症しやすくなります。当院では、矯正治療中の方が虫歯にならないようさまざまな予防策を施していますが、万が一虫歯になってしまったとしても、当院でそのまま治療を受けていただけます。
矯正のみに特化した歯科医院の場合、患者さまがほかの歯科医院へ行って虫歯治療を受ける必要がありますが、当院は虫歯治療も可能なので安心していただけます。

「虫歯になったら治療をすればいい」とお考えの方はいらっしゃいませんか？ たしかに、虫歯を放置せずに治療することはとても大切ですが、虫歯になって一度削ってしまった歯は、二度と健康な歯には戻りません。患部を削って詰め物や被せ物で処置することで、痛みがなくなったり進行を防いだりできるので、健康な歯に戻ったような感覚になりがちですが、削ったことにより歯は弱くなってしまうのです。つまり、歯の健康を守るには、虫歯にならないよう予防に力を入れることが大切なのです。
当院では、以下のように虫歯予防のためのさまざまな予防ケアをご提供しています。虫歯の治療が終わった方は再発防止のために、虫歯になっていない方は今後発症しないように、ぜひ定期的に予防ケアを受けてください。